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第7回事業創出サロン「セラノスティクス Part2」を開催しました。

平成23年6月23日、第7回事業創出サロン「セラノスティクス Part2」を開催しました。





さて、昨年12月より、我が国の有望な研究シーズや事業シーズを発掘し、事業化につなげるためのスプリングボードとすることを目指して「事業創出ロン」を開催しております。

弊社が有望と考えるテーマを選び、その分野の専門家(研究者、企業)を講師としてお招きするとともに、研究開発、知財、事業化、ビジネス戦略、ファイナンス等に日ごろから携わっている方々にメンバーとしてお声掛けしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

第7回目となる今回は、4月28日に開催された「セラノスティクス」のパート2です。テーラーメイド医療が普及するなか、治療薬と診断薬は切っても切り離せなくなってきており、治療方法を決定するための診断薬の開発を基軸としたビジネス戦略が重要性を増しています。これを「セラノスティクス(Theranostics  = Therapeutics + Diagnostics、治療+診断)」と呼びますが、製薬企業の開発の現場でもこのセラノティクスが注目を浴びています。前回は「セラノスティクス」を話題として取り上げ、効率的な創薬、そして診断薬、バイオマーカーの開発に関し、我が国として具体的にどのように進めるべきかについて議論しました。今回は、前回の話題提供者である産業技術総合研究所の三宅先生に加え、「お薬体質検査」サービスを既に開始されている株式会社メディビックの橋本社長(医学博士)にもご参加いただきます。研究機関からの問題提起と、実際に遺伝子検査を提供している企業の実践という立場からお話いただき、議論を深めていきたいと思います。


                   記

開催日時:        6月23日(木)、13:00~15:30

開催場所:        京都リサーチパーク 東地区1号館2階 

         サイエンスセンタークラブ

          〒600-8815 京都市下京区中堂寺粟田町93番地

          *席に限りがございますので、必ず事前にご連絡頂きますよう

             お願い申し上げます。



内容:

① 話題提供:「セラノスティクス(治療+診断)

   -バイオマーカー探索とテーラーメード医療に向けて」

         独立行政法人産業技術総合研究所 イノベーション推進本部 

                  連携主幹   三宅 正人 氏

(要旨)

「セラノスティクス」は治療方法を決定するための診断薬の開発を基軸とした個別化医療ビジネス戦略を意味する造語である。製薬企業では、バイオ医薬品に力点をおいているロシュ社が先行して個別化医療のビジネスを行っている。低分子化合物の開発が中心の国内企業では顕著な動きは表面化していない。医療機関では、特に癌治療薬の処方に際し、患者の負担を軽減するために、作用や副作用を予測するためのバイオマーカー探索が続けられている。アカデミアでは、新しい原理に基づくバイオマーカー探索が進められている。また、アカデミアによって構築されたバイオマーカーデータベースは、製薬企業や医療機関での患者の層別化に大きく貢献している。
 セラノスティクスは医療費の削減、患者のQOL向上、医療の質の向上などに貢献することが期待される。上記の現状を踏まえたうえで、国として今後投資すべき技術開発課題について、参加者と議論させていただきたい。

 

② 話題提供:「おくすり体質検査」とテーラーメード医療

                  株式会社メディビック 代表取締役社長 橋本康弘 氏

(要旨)

2003年にヒトゲノムの解読がすべて終了して以来、さまざまな分野でゲノム情報の活用が期待されています。その中でも、特に期待されているのが「テーラーメイド医療」の分野です。 薬の効き方には個人差があり、それは遺伝子の違いにより生じています。テーラーメイド医療の代表的なものには、遺伝子の違いを調べることで、個人一人ひとりに効果が高く副作用が少ない薬や治療を提供するアプローチがあります。当社は2000年の設立以来、個人の体質に合わせた薬剤の開発のために、大手製薬企業などを対象に、テーラーメードの新薬開発支援を行ってまいりました。この事業を通して、製薬企業ではテーラーメードの医薬品を開発することにより、薬剤の安全管理に多くの努力を払ってきていることが認識できました。

一方で医療現場では、治療薬の多くの情報充分に活用できないことが頻繁に起き、テーラーメード医療の普及の障害になっていることも理解できました。このような障害を克服するために、弊社では「おくすり体質検査」では、個人個人の薬剤代謝酵素遺伝子を検査することで、薬剤を代謝する能力の個人差を調べ、あらかじめ自分自身のもっている薬剤への反応性を認識できるような検査の提供を行っています。将来薬剤を使わなければなら ない状況になった時に、より安心して薬剤を使用できるようにテーラーメイド医療への、医療を受けるサイドに対しての、個人の体質情報の提供を行う事業を紹介いたします。

 
③ディスカッション

[2011/6/25(土)]


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